実際に聴きに行ったのは4/23日です。
春なのに4日連続のリサイタルやら演奏会の最終日(笑)
私に川越女子高校に通っている娘がいるのかって?
いいえ、私には二人の息子はいますが娘はいません(笑)
なぜ川越女子高校の定期演奏会に行ったかというと…
普段は日本フィルで首席コントラバス奏者をやられている高山さんがこの部の指導をもう10年以上されています。
毎年この時期に定期演奏会があるのですが…
指導者&指揮者としての高山さんの応援に行こうと思っても、土曜日って色々と予定が入っている事が多く中々実現できませんでした。
今回はやっと何の予定も入っていない日に定期演奏会があったので、やっと行くことが出来ました。
会場は川越にある「ウェスタ川越」
昨年出来た綺麗な施設で1,700名収容できる大ホールがあります。
プログラムは3部に分かれて演奏されました(敬称略で)
- 第1部 弦楽オーケストラステージ ()内は指揮者
- 芥川也寸志:「弦楽のための三楽章」より 第一楽章 (高山智仁)
- ホルスト:「セント・ポール組曲」より 第四楽章 <2年生演奏> (高山智仁)
- ヴィラ=ロボス:「ブラジル風バッハ 第九番」よりフーガ <3年生演奏> (学生指揮)
- バッハ:「チェロ協奏曲 ハ短調」より 第一楽章 Vc.:白佐武史 (高山智仁)
- サン=サーンス:オペラ「サムソンとデリラ」より”バッカナール” (高山智仁)
- 第2部 ポピュラーステージ (指揮は学生)
- 第3部 オーケストラステージ
- チャイコフスキー:「くるみ割り人形 組曲」より 抜粋4曲 (高山智仁)
- シベリウス:交響曲 第2番より 第四楽章 (高山智仁)
第1部は川越女子弦楽オーケストラ部による演奏です。
現在3年生が31名、2年生が22名の全部で53名の部員です。
この中の9割以上が高校に入って弦楽を始めた人だそうです。
3年生の経験者はコントラバス1名だけだったとか…
3年生と言っても4月なので実際には弦楽の経験年数は2年です。
どんな演奏が聴けるのかとドキドキしていましたが、楽器を始めて2年とは思えないほどの演奏でした。
勿論、数か所であれっという部分が全く無かった訳ではありませんが、そんな事は問題にならない演奏でした。
昨年の7月には埼玉県代表で全国高等学校総合文化祭器楽・弦楽器部門で、この日の曲目にも入っているブラジル風バッハを演奏されたそうです。
若いって良いな~(笑)
中央ブロックの前から6列目で下手側の通路横の席で聴きました。
高山さんの横顔がチラリと見える席です(笑)
部員たちの指揮者である高山さんを見る目が真剣で、きっと普段の指導の際には技術だけでなく何かに真剣に取り組む姿勢みたいなものも指導してるんだろうなぁと思い…
部員たちも高山さんをとても信頼していてる様子で良い指導者を持って幸せだなと感じました。
第2部は部員たちが自由に企画し、自分達だけで指揮も演奏もするというポピュラーステージでした。
第1部の制服姿とは違ってお揃いの青いTシャツでの演奏…
ルパン三世のテーマ
ピーターパンより 君も飛べるよ
セーラームーン主題歌 ムーンライト伝説
スターウォーズ・メインテーマ
の4曲を演奏。
指揮者も背中に羽を付けたり、頭にリボンを付けたり、スターウォーズではダースベイダーのマスクとマントをまとってタクトの代わりにライトセーバーを持って指揮したり楽しい工夫がありました。
第3部はオーケストラステージです。
この日は東海大相模高校の吹奏楽部の共演した。
GPの写真ですが、川越女子高校弦楽オーケストラ部のtwitterから拝借しました。
それ以外にも○響や○響のプロ奏者が管楽器を担当していました。
名前まで書いても良いのですが、ご本人に迷惑がかかるといけないので臥せておきます(笑)
指揮者としての高山さんの事を全然書いていませんが…
とても自然でしなやかな指揮ぶりでした。
指揮をされている高山さんを見られるなんてそんなに機会がないので貴重な経験でした。
楽しそうにまた嬉しそうに指揮をされているのが印象的でした。
特に花のワルツは楽しそうでしたね~
まぁ、最後の方は泣いていましたけど(笑)
おそらく東海大相模高校の吹奏楽部も楽器を手にしてそんなに多くの経験があるわけではないと思いますが、2校で共演した「くるみ割り人形」や「シベ2」はとても新鮮な演奏に聴こえました。
若いって良いな~(2回目 笑)
この後にアンコールです。
アンコールではサントリーホールでの定期演奏会を終えて駆け付けた日フィルVn.の田村さんも参加しました。
後でお聞きしたら、会場に着いたのがシベ2の終わる直前だったとかでギリギリの登場です。
先ほどは○響とごまかしましたが、なぜ田村さんの名前は隠さないのかと言うと…
田村さんもこの弦楽オーケストラ部の指導をされているからです。
プログラムにもちゃんとお名前が載っていました。
アンコール曲はハチャトリアンのオペラ「スパルタクス」よりスパルタクスとフリーギアのアダージョ
この後に何とこの日の感謝を込めてという事で「いきものがかり」の「茜色の約束」を全員で合唱してくれました。
いや~、最近は次男の訳の分からない歌しか聴いていなかったので、良かったです。
ここで、今回の定期演奏会で引退する3年生を代表して部長から、また2年生の新部長からの涙ながらの挨拶があり、思わずもらい泣きしてしまいました。
本当の最後にシベリウスのアンダンテ・フェスティーヴォの演奏で終演です。
何でもこの曲は伝統的に最後に演奏されるような事を言っていました。
53名での最後の演奏ですね。
- ハチャトリアンのオペラ「スパルタクス」よりスパルタクスとフリーギアのアダージョ
- いきものがかり:茜色の約束 (合唱)
- シベリウス:アンダンテ・フェスティーヴォ
笑いあり涙ありのとても楽しい演奏会でした。
いや~、若いって良いな~(3回目 笑)
また都合が合えば聴きに行きたいと思います。
川越に行ったのは初めてだったので、色々な物を食べたり見たりしたのですが…
長くなるので別の記事で書く予定です。