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マリア・ジョアン・ピリス ピアノ・リサイタル in サントリーホール(第1夜)

4/12日はサントリーホールでピリスのリサイタル
一昨日の高崎に続いてALLベートーヴェンです。

敬称略
  • ピアノ:マリア・ジョアン・ピリス
プログラム
  • ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第8番 ハ短調 Op.13「悲愴」
  • ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第17番 ニ短調 Op.31-2「テンペスト」
  • ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第32番 ハ短調 Op.111

チラシにはシューベルト:3つのピアノ曲(D946)となっていますが、ベートーヴェンのテンペストに変更になっています。

演奏の内容は高崎に比べると良かったと思いますが、満足度は高崎の方がかなり上だったと思います。
やはりサントリーホールはピアノ・リサイタルを行うには大きすぎますね。

なるべくステージに近い席を確保しましたが、それでも広い空間へ逃げて行ってしまう音が多いこと…

でも高崎の時よりは指が回っていましたし、同じプログラムは2度目でさらにこの曲は最後の生演奏だと思うと一音も聴き洩らしたくありません。
技術面で言えば73歳のピリス…全然衰えていないとは言えません。
でも小島よしおではありませんが「そんなの関係ねえ」です(笑)

彼女の指から生まれる素直で聴くと幸せになれる音色、そして彼女の芸術性…
今回は泣かないと決めてましたが、駄目でした(笑)

演奏が終わった後の彼女の表情はとても穏やかで素敵でした。
でも本当はどうなんだろう?
コンサートホールでの演奏が音楽家の仕事ではないというのも引退の大きな一つの理由なので、本当はこんなに立派な引退リサイタル?など望んでいなかったのかも。

でも昨年12月に2018年に予定されていたリサイタルを全てキャンセルして昨年末に引退という激震もありましたが…
本人の強い希望で日本公演だけは行う事になった経緯が…ありがたい事ですね。

これからはこのようなリサイタルは望めないでしょうけど、商業ベースに乗らないで演奏を聴く機会があれば良いなぁ(まぁ、無理でしょうけど…)

とにかく残りは後5公演、後悔しないようにしっかりと聴きます。
次回は4/17日です。
昼間は大事な用事があって多分開演ギリギリになってしまうと思いますが頑張ります。

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