プロムナードコンサート2022の2回目です。
11/6日に聴きに行きました。
敬称略
- ヴァイオリン:竹澤恭子
- ピアノ:江口玲
プログラム
- J.S.バッハ:ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ 第4番 ハ短調 BWV1017
- R.シュトラウス:ヴァイオリン・ソナタ 変ホ長調 op.18
- ショパン:ノクターン 第8番 変ニ長調 op.27-2
- サン=サーンス:ヴァイオリン・ソナタ 第1番 op.75
ベテランお二人による円熟した演奏でした。
プログラムはコロナによる疲弊を克服するためにエネルギッシュな選曲にしたとか…
ちょっと体力的にどうかなと思いましたが、年齢を感じさせない力強い躍動感のある演奏でした。
いや~、確かにエネルギーを貰いました。
アンコール
- シューベルト:アルペジオーネ・ソナタ 第2楽章
- ドビュッシー:美しき夕暮れ
ホールに入ったときにあれっと思ったのは、ホールが所有しているいつものスタインウェイではなく、持ち込まれたピアノでした。
1887年のニューヨークで作成されたローズウッドのスタインウェイ「D-54958」…カーネギーホール創立から1920年代まで使われていそうです。
響きがいつも聞いているピアノと異なり、特に弱音が良く鳴っている印象を受けました。
さらに今回は楽譜をiPadで表示していました。
譜めくりはペダルです。
竹澤さんは良いと思うんですが江口さんはどうするんだろう?
演奏する江口さんの足元をずっと見ていました(笑)
ダンパーペダルは普通通り常時右足で踏んで、左足は結構頻繁にシフトペダルを踏んでいます。
そしてシフトペダルの左側に譜めくり用のペダルを設置して譜めくりをしていました。
今回のような激しい曲の中で、踏み間違えたりしないものだな~と変な所で感心しました。
色々な意味で良いリサイタルでした。