実際に聴きに行ったのは4/21日です。
- Fl.:パトリック・ガロワ
- Fl.:栗田智水
- Pf.:瀬尾和紀
- ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲(Fl.:パトリック・ガロワ、Pf.)
- エネスコ:カンタービレとプレスト(Fl.:栗田智水、Pf.)
- ピエルネ:フルートソナタ OP.36(Fl.:パトリック・ガロワ、Pf.)
- ゴーベール:フルートソナタ 第二番(Fl.:パトリック・ガロワ、Pf.)
- フォーレ:シシリエンヌ 作品78(Fl.:パトリック・ガロワ、Pf.)
- ベーム:メンデルスゾーンとラハナーの主題による二重奏曲 作品33(Fl.:パトリック・ガロワ、栗田智水、Pf.)
- ドップラー:デュエッティーノ・アメリカン 作品37(Fl.:パトリック・ガロワ、栗田智水、Pf.)
宇都宮でのガロワ氏のリサイタルは16年振りだそうです。
16年前のリサイタルを聴いてフルートの魅力に取りつかれたというような事を2年ほど前の栗田さんのリサイタルで聞いた記憶があります。
パリへの留学中にこの日はピアノを演奏された瀬尾氏に師事、さらにフランス国立オールネイ・ス・ボワ音楽学校ではガロワ氏にも師事するなど今回のリサイタルは子弟トリオのリサイタルです。
栗田さんはパリでは闘うピアニスト赤松林太郎氏との出会いもあり、宇都宮でも3回程共演をしています。
このうちの2回はピアソラだけを取り上げました。
人の繋がりって凄いですね~
あんまり詳しく書くと年がばれると怒られそうですが、ガロワ氏はみんないつになっても20歳だと言われていたので大丈夫ですね(笑)
この日は東京出張の帰りでしたが、早めに着いてしまい1番目に並んでしまいました。それも開場30分前以上も前に…
でも、そのおかげで昨日と同じお気に入りの席で聴くことが出来ました。
ドビュッシーは瀬尾氏が編曲されたとの事ですがオケで聴く曲とは印象が違って凄く新鮮な曲に感じました。
ガロワ氏のFl.の音色が出張の疲れを吹き飛ばしてくれました。
2曲目は栗田さんが登場…実はお腹に男の子を宿していてちょうどこの日が8ヶ月目だという栗田さん…
ピアソラ以外の演奏を聴いたのは久しぶりな気がします。
あっ、2週間ほど前に宇女高OGオケでベートーベンの7番を聴いたっけ(笑)
ご本人は体の事は心配はいりませんと言われていましたが、聴いている方としては少しハラハラしながら聴いていました。
休憩をはさんでガロワ氏のゴーベールとフォーレ…
すごく温かい音色です。
実は女性フルーティストのリサイタルは幾度となく聴いた事はあるのですが男性は初めてでした。
もちろんオケなどでの演奏は聴いてはいるのですが…
男性だから力強い音が出せるとか、女性だから繊細な音が出せるなどというのは全く違って懐が深い余裕のある演奏でした。
楽器を自由自在に取扱っているという感じです。
さて、なぜ瀬尾氏がPf.だけでFl.の演奏はないのか?
と思っている方もいるかと思いますが…
ご安心下さい。
プログラムにはありませんでしたが、3名でクーラウのフルート三重奏曲の演奏がありました。
1st.瀬尾氏、2nd.ガロワ氏、3rd.栗田さんです。
何で今までPf.を弾いていたの?というほどの素晴らしい演奏でした。
多分一度どこかで聴いた事のあるト短調op.13-2だったと思うのですが、違っていたら済みません。
その後はPf.に戻った瀬尾氏…
最後の2曲はトリオでの演奏でした。
- フォーレ:子守唄
栗田さんは「もてぎふるさと応援大使」でもあるので「ゆずも」も応援に来ていました。
移動の多い2日間でしたが、良い演奏を聴けたので疲れていません。
きっと…(笑)