いよいよ最後のリサイタルになってしまいました。
4/26日、浜離宮朝日ホールです。
敬称略
- ピアノ:マリア・ジョアン・ピリス
- ピアノ:リリット・グリゴリアン
プログラム
- モーツァルト:4手のためのピアノ・ソナタ ハ長調 K.521
- モーツァルト:ピアノ・ソナタ 第17番 ニ長調 K.576 (グリゴリアン)
- モーツァルト:ピアノ・ソナタ 第10番 ハ長調 K.330/300h (ピリス)
- シューベルト:幻想曲 ヘ短調 D940(4手)
D940が最初からプログラムに予定されていたら、聴きたかった人がいたかと思います。
浜離宮でも発売日にチケットを購入したので、好みの席が取れました。
この人は調律をしているだけでピリスではありません(笑)
演奏ですが、川口に比べたら良くなっていました。
グリゴリアンは川口のリサイタル前日に来日したそうで、準備不足だったのでしょう。
さらに二日間師匠にしごかれたに違いありません。
この日のピリスは珍しく赤系のスカートで演奏…
いつも地味な服装なので凄く若々しく感じました(笑)
曲目変更された幻想曲…
「私は公の場からは引退するけど、まだまだこんな曲も演奏できるから心配しないで」などと語りかけられているような気がしました。
演奏が終わって暫く鍵盤に手を置いたまま、頭を垂れてピアノにお礼をしているような仕草がとても印象的でした。
アンコールは当初予定していたモーツァルト:4手のためのピアノ・ソナタ ハ長調 K.19dを全楽章演奏するという暴挙でした(笑)
アンコール
モーツァルト:4手のためのピアノ・ソナタ ハ長調 K.19d
二人が楽屋に下がった後も何かホールから出たくないような感じで…
公の場でピリスの生演奏を聴く機会はもうないと思いますが、それ以外の部分での活躍を願っています。