ビートルズ・クラシックス・コンサート by 1966カルテット

実際に聴きに行ったのは10/2日です。

敬称略
  • Vn.:松浦梨沙(リーダー)
  • Vn.:花井悠希
  • Vc.:林はるか
  • Pf.:江頭美保

全員が音大出のクラシック畑を歩いて来たメンバーです。

この日はホールのロビーに日本でのビートルズの販促に尽力した音楽プロデューサー高嶋弘之氏が所有するお宝グッズの展示がありました。

懐かしのアップル・レコード

真ん中上部にある赤いレコードは世界に2枚しかないそうです。
高嶋さんが企画したけど実際には販売に至らなかった「THE BEST OF THE BEATLES」というアルバム…

私はビートルズ世代ではありませんが、何故かこのあたりのレコードは持っていました。
勿論初版ではないんでしょうけでど…

来日時に貰ったというサイン入り写真

ホールでは高嶋氏のトークが炸裂していました(笑)
予定の30分をはるかに超えて話していました。

実際の演奏ですが

第1部は1966年6月30日の武道館での来日公演と同じセットリストとか…
衣装も同じイメージにしたそうです。

第1部
  • Rock And Roll Music
  • She’s A Woman
  • If I Needed Someone
  • Day Tripper
  • Baby’s In Black
  • I Feel Fine
  • Yesterday
  • I Wanna Be Your Man
  • Nowhere Man
  • (Paperback Writer)
  • I’m Down

Paperback Writerは括弧書きですが、実際にプログラム予定にはあったものの、この日は何と飛ばしてしまいました(笑)

編曲は基本はプロに依頼するそうですが、自分たちで編曲した曲もあるそうです。
中にはVc.がベートーヴェンの無伴奏チェロ組曲第1番のPreludeを弾き始めたのかと思う様な曲もありました。
パクリですね(笑)

基本はリーダーの松浦さんが編曲して、皆の意見を聞いて最終的に決めるらしいですが…
Vc.は異様に高い音ばかりの楽譜で演奏が大変だとか…
Pf.は10本の指では聴けない楽譜や1回コンサートをすると指から出血するようなグリッサンドの嵐とか…
何かトークも慣れている感じです。

Pf.は楽譜を見ながらの演奏でしたが後の3人は暗譜で自由にかつ楽しそうに演奏していました。
クラシックでは味わえないようなテイストもあったり充分楽しめましたね~

後半に入ってピアノソロでHere,There And Everywhereが演奏されましたが、ピアノ・ソロも良いじゃんと感じました。
その後は…

Michelle
A Hard Day’s Night

この後にリクエスト・コーナーです。
でも多分、最初からリクエストされるだろう曲を想定しているんでしょうね~
だって練習しないとまずいでしょう(笑)
客席に桜がいるとは思えないので、実際に演奏予定の曲が揃うまで10曲位の曲名をあげさせました。

結局Let It Be,I Want to Hold Your Handなど数曲を演奏。

最後は彼女らがクラシック界を歩いてきてビートルズのオマージュの為に作ったという
「Abby Road Sonata」の第1、第4楽章で終演でした。

どんな感じのコンサートなのか興味があって聴きに行きましたが…
楽器演奏のスキルは各メンバー持っているので、とても良い楽しいコンサートでした。

しかし客席の年齢層は高かったですね(笑)
それに演奏と一緒に鼻歌を歌うのは止めて下さい。

目次