聴きに行ったのは9/6日です。
2019-2020シーズンの最初の定期です。
敬称略
- 指揮者:山田和樹(正指揮者)
- ヴァイオリン:田野倉雅秋
- コンミス:千葉さん
プログラム
- サン=サーンス:歌劇「サムソンとデリラ」op.47より「バッカナール」
- 間宮芳生:ヴァイオリン協奏曲 第1番(日本フィル・シリーズ 第2作)
- 大島ミチル:Beyond the point of no return(日本フィル・シリーズ 第42作) 世界初演
- ルーセル:バレエ音楽「バッカスとアリアーヌ」op.43 第1・第2組曲
シーズンの最初の東京定期は正指揮者のヤマカズが振るのが5年続いています。
今回はフランスものに新旧の日本フィル・シリーズの2曲を挟みました。
現在90歳の間宮氏、ヴァイオリン協奏曲は30歳の時の作品で今回が初演後60年という見事に30の倍数になっています(笑)
ソリストの田野倉さんは今シーズンからコンマスに就任します。
今回はそのお披露目も兼ねているのでしょう。
(以前にゲスト・コンマスでの演奏は数回聴いていますが…)
大島さんはテレビ・映画・アニメ・ゲームなどの映像音楽の方が有名だと思います。
今回の曲は「もう引き戻されないところまで来た人や自然環境…そしてそれを超えた先に何が待っているのか?」その思いを作品化したそうです。
ヤマカズが不得意な5/8拍子を中心にした明るい軽快な音楽でした。
今回のプログラムでは日本フィル・シリーズはまぁ当然ですが最後のルーセルもあまり演奏されない曲なので…
きっと4曲中3曲が初めての楽団員さんもかなりいたのではないでしょうか。
シーズンの最初からご苦労様です(笑)
毎回思うのですが定期のプログラムで日本人の作曲家の名前があると空席が多く見られます。
まぁ純音楽は無調だったり不協和音が多く聴きにくかったりする事が多いですが、今回みたいに聴きやすい曲もあるので嫌がらずに聴いて欲しいですね。